3Dモデルを作成する方法はいくつかあります。ソフトウェアを使って手で作業する方法。プログラムを使って半自動で作る方法。以前にご紹介したように、すでにたくさんの無料で使えるソフトやアプリが存在します。
世界中で開発が続けられるソフトウェアですが、今回ご紹介するのは動画や写真から3Dモデルが作れてしまう学術論文。ムービースターや各国のトップを3D化したデモムービーがありましたので、まずはそちらをご覧ください。
開発しているのはSupasorn Suwajanakorn氏とコンピューターサイエンスの助教授であるIra Kemelmacher-Shlizerman氏。5年にもわたる研究の結果をチリで開催されたInternational Conference on Computer Visionにて発表しました。
写真が3Dになって動き出す
このテクノロジーは写真からリアルな3Dモデルを作成できるだけでなく、作成したモデルに表情をつけて動かすことができます。これを利用すれば、現像した写真を喋らせて楽しむことだってできるでしょう。(遺影がしゃべりだす!なんてことも可能になるわけです。)
ブッシュ大統領のスピーチを他の誰かが喋ったら
こんなことができてしまうんですね。(安倍首相もはいっています。)
3Dモデルを通じてコミュニケーションを行うVRのアプリが注目を集めていますが、このテクノロジーはその開発に大いに貢献する予感がします。対話する相手が誰であれ、アバターをキャメロン・ディアスに設定すれば、彼女と会話している体験を味わえるのです!
誰でも簡単に3Dモデルが作れる世界。さらにそれを自分の分身にできてしまう世界。バーチャルな体験は今日も進化を続けています。
訂正:
この記事は実際に利用できる形で配布されていない研究発表のため、タイトルを変更いたしました。ご指摘をいただき、まことにありがとうございます。
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