世界中から最新の3Dニュースを配信してきたブログ「3Dwave」。
3Dプリンターに関する情報がほとんどなかった当時、たくさんの人に3Dプリンターを知ってもらいたいという目的で設立したブログメディアでしたが、昨年、何者かの仕業によりハッキング被害を受け、サイトを封鎖するに至りました。
実はFacebookの方が見てもらっていた
3Dwaveはブログメディアでしたので、ホームページを持っていました。情報はすべてホームページ上で公開し、FacebookなどのSNSや検索エンジンを通じてユーザーに訪問してもらい、コンテンツを見てもらう形式を採用していました。
最近になって気づいたのですが、Facebookで見てくれている人の数がサイトのPVに比べて非常に多いということ。Facebookからサイトに来るユーザーはFacebookでコンテンツを見た人より少ないのです。
例えばこちら。
キャベツ太郎を無料のフォトスキャンアプリで3Dデータ化したらいい感じになった話という記事では、オーガニック、有料合わせて現時点で10,841リーチ、128イイねという結果を獲得しています。
ここでいうリーチとは、Facebookでこのコンテンツを閲覧した人の数を示したもので、単純にこれだけたくさんの人がキャベツ太郎を見てくれたことになります。
対するサイトのページビューは258PV(現在)と非常に少なくなっています。
掲載したリンクは投稿に対するものではなく、3Dデータを表示するリンクだったため、PVが少なくなるのは当然ですが、それでもリーチ数に対して少なすぎます。
Facebookは3Dニュースのフィードとして
3Dwaveの目的は、3Dをもっと知ってもらい、関心を持ってもらうことであり、決してPVを獲得することではありません。そう考えるならば、サイトに誘導するようなリンクの掲載などは必要なく、本当に価値のあるコンテンツをFacebook上でフィードのような形で配信する方がいいのではないでしょうか。
世界中から厳選した面白く、役に立つ、時に素敵な3Dニュースがスマホで手軽に閲覧できる。その方がきっとユーザーにとってはいいのではないでしょうか。
ペットが3Dになるなるまで3Dデータができるまでのシーンを撮影しました。ひとつひとつ手作りで。デザイナーが製作していきます。
3Dwaveさんの投稿 2016年3月8日
こちらの動画も1000回以上再生いただくことができました。動画も手軽にご覧いただけるFacebookはきっと価値あるコンテンツを提供するうえで、ホームページ自身よりもきっといいはずです。
今後、3Dwaveはより多くの人が手軽に3Dのニュースをチェックできるよう、サイトに誘導するリンクの数を減らし、ニュース記事を中心に3DwaveのFacebookページ上で配信していきます。
まとめ
Facebookにメディアの主戦場を移す目的と理由は以下のとおり。
- Facebook上の方がたくさん見られている
- サイトへ誘導するよりFacebookの方が見やすい
- ユーザーとの良好な関係を情報配信を通じて築く
- そもそも3Dwaveの目的はPV獲得ではなく、3Dにワクワクしていただくこと
実験的ではありますが、メディアはFacebookなどのSNSを中心に展開していきます!
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