世の中には寄付型商品というものがあります。売り上げの一部が特定の団体などに寄付される寄付型商品は、ただ募金をするのではなく、商品と買うことで貢献ができる仕組みになっています。
有名なところではユニセフのショップ(まだやっているかは分かりませんでした)やWWFのPANDA SHOPなどが挙げられます。
いずれも売り上げの一部を活動資金に当てることを目的としてグッズを販売しているショップで、多くの場合、NPO法人が慈善事業の一環として運営しています。
規模の大小に関わらず、こうしたグッズの販売を行って活動資金を集めているNPO法人は思いのほかたくさんあり、オリジナルのグッズを作っては販売をされています。
3Dプリンターは少量生産に最適
オリジナルグッズを作って販売する。いうのは簡単ですが実際にやるとなればお金の問題がからんできます。アクセサリーでもカレンダーでも、業者に頼むと最低ロット数が設定されている場合が多く、制作した段階で在庫をかかえてしまうことになります。
貴重な活動資金を投入してオリジナルグッズを作成するわけですから、せっかく作ったのに全然売れない、在庫になってしまったという自体は避けたいところです。とはいえ最低ロットは避けられない。
こんな場合、3Dプリンターは非常に相性がいいのです。その理由は以下の通りです。
- 1個ずつ発注ができる
- 在庫を抱えない
- 初期費用が抑えられる
オリジナルアクセサリーを作るケース
それでは実際にオリジナルグッズとしてアクセサリーを作って販売する企画を立ててみるとしましょう。作成するのは猫の形をしたペンダント。素材はブロンズにしましょう。
1 : 3Dデータを作成
まずペンダントの3Dデータを作成します。
2 : 3Dプリント
3Dデータが完成したらいよいよ3Dプリントです。
今回はブロンズで3Dプリントします。サイズにもよりますが、だいたい40ドルから50ドルで3Dプリントすることができるでしょう。
3 : ショップで販売を開始
完成したペンダントの写真を撮ってショップに掲載。販売を開始します。
4 : 注文を受けてから3Dプリント
ここからがポイントです。3Dプリンターを使用する最大のメリットは注文を受けてから生産することができる点です。先に作ってから注文を待つのではなく、注文を受けた後に生産するのです。
最後に制作したペンダントをお客様に発送すれば完了です。在庫を一切抱えていないため、売れ残りを気にすることもありませんし、大きな初期投資も必要ありません。
どれだけ売れるか分からない物ほど向いている
オンデマンドで制作できる仕組みの最大のメリットは在庫を抱えないことです。特に初めてグッズを制作する場合などは売り上げの予測が掴みづらいこともあり、生産多量になったり、逆に在庫切れになってしまう自体が発生します。
どれだけ売れるか分からない状況だからこそ、ひとつずつ生産できる3Dプリンターは非常に魅力的なのです。特に金属系のアイテムなども手軽に制作できるのが魅力的で、マグカップやスマホケースといったありきたりなアイテムを差別化を図れるところもオススメな理由です。
3Dプリンターで使える素材も増えてきており、価格も低下傾向。オリジナルグッズを作成して販売するにはもってこいの環境がすでに整っています。
Mikanでは3Dプリンターを活用したオリジナルグッズの制作と販売のサポートを、ゼロから量産までトータルで行っております。興味のある方はお気軽にご相談ください!
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