MAKERSやFREEの著書で有名なクリスアンダーソン氏が経営する会社、DIY Dronesで販売されているドローン”IRIS+”の3Dデータが無料配布されています。
組み立ての説明書も公開されていますので、自宅に3Dプリンターがある人や、3Dプリントサービスを使えば自分だけでドローンが作れるようになるかもしれません。
3Dプリンターを使った製造のビジネスモデル
3Dプリンターを上手に使ったビジネスの方法として、3Dプリントできる箇所は無料でデータを配布してしまい、たくさんの人がチャレンジできる環境を整えることでユーザーの数を最大化する。
そうして必要になるパーツやサポートは有料で提供するビジネスモデルが製造の世界でも広がりを見せている傾向を感じます。先日ご紹介した電子義手も同様のモデルを採用していました。
3Dデータを無料化し、配布するコストはデジタルなのでほとんどかかりません。より多くのユーザーに関心を持ってもらい、参加してもらう最良の方法は、商品の一部を無料で提供することですが、製造の場合それが難しかった。その理由は製造するにはコストが発生してしまうからです。
それが今やデータを無料で配布すれば製造コストはユーザー自身が負担してくれる。ゲームの通信料をユーザーが負担して無料ゲームを楽しむように、3Dプリントコストを負担して3Dプリントを楽しむようになるのです。
そこに参加しているユーザーは高性能なパーツやサポートを必要とする日がくるかもしれません。それはゲームの課金と同じフリーミアムのモデルです。
3Dデータを無料で配布して別の部分で利益を上げるビジネスモデルは、3Dプリンターの普及と共に進陶していくことになるでしょう。
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