オートデスクが無償で提供していた写真から3Dデータを作成するアプリ「Mement」が、正式サービスとして再公開されました。その名も「Remake」。
アプリの基本的なサービス内容や撮影のコツは以下の記事にまとめておりますので、まだご存知でない方は参考までにご覧ください。
Fusionへの書き出しも可能
ムービーを見ていて驚いたのが、Remakeで作成した3DデータをそのままFusion360に書き出して編臭ができてしまうという点。CADソフトとシームレスにつながることで、パーツなどの無機的なデータも容易に作成できるようになっていると思われます。
料金
これまで無料だったのにー!という声も聞こえてきそうですが、Remakeの料金プランは以下の通りです。
- 月額会員:20ドル
- 年間会員:190ドル
現物から3Dデータを作成するということ
RemakeやAgisoftなど、複数枚の写真から3Dデータを作成できる魅力は「現物をバーチャルに置き換えられること」に尽きると考えています。実際の世界ではありえないことがバーチャルではできるようになります。
例えばすでにあるパーツを編集して、新たに作り直そうとすれば大変な手間とコストがかかります。バーチャルに置き換えることで簡単に編集ができるうえに、3Dプリントで再現が可能です。
さらにはこれから勢いを増すであろうVRやARといった現実とバーチャルが組み合わさった世界に、現物を登場させられるようになる。3Dデータとして残しておけば、たとえ現物がなくなってしまったとしても、いつでも再生して登場させることができるわけです。
新たに公開されたRemakeは、クリエイター達の新たな武器となるでしょう。
[…] 現在Mementは有償のRemakeとして配信されています。詳しくはこちらをご覧ください […]