従来の方法より25~100倍のスピードで3Dプリントができる3Dプリンター、Carbon3Dが2015年、話題を集めました。Sculpteoなど3Dプリントサービスを提供する4社が、Carbon3Dで採用されているCLIPテクノロジーを活用したスピーディな3Dプリントサービスを開始すると発表しました。
CLIPテクノロジーを採用するのはのCIDEAS,Sculpteo, The Technology House, WestStar Precision の4社で高精細でよりスピーディな3Dプリントを実現します。
速いだけじゃない
Carbon3DのCLIPテクノロジーが注目されているのは速度だけではありません。実際にプリントされる素材はポリウレタンやナイロンなどの耐熱性を持つものや、弾力性を持つものまで幅広く対応しているほか、従来よりも綺麗にプリントできることも注目される理由となっています。
左がCLIPによってプリントされた表面を拡大して撮影したもの。これまでの方法でプリントされたものよりも綺麗になっていることが確認できます。
翌日納品が当然に
従来より100倍の速度でプリントできるテクノロジーが採用され、幅広い3Dプリントサービスで提供されるようになれば、これまででは考えられなかった速度でプリントが行われるようになります。
キンコーズなどでは既に3Dプリントサービスを提供していますが、納品は数日後と遅く、タイムリーさに欠けます。こうした場所にCLIPテクノロジーを採用した3Dプリンターが設置されれば、20分もすればものが受け取れるサービスが利用できるようになるかもしれません。
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