3Dプリンターと聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?
なんでもできる魔法の箱?グチャグチャのプラスチックを撒き散らかす姿?一言に3Dプリンターと言っても実はいくつかの種類に分かれており、それぞれ造形方法に特徴があるのです。
造形方法の種類によって作れるものやクオリティも変わってきますので、目的に応じて使用する3Dプリンターも変わってきます。
造形方法について覚えておくと3Dプリンターを購入したり3Dプリントサービスを利用する際に非常に便利ですので、代表的な造形方法についてご紹介します。
FDM (熱溶解積層法)
世界的に最もメジャーな造形方法がFDMと呼ばれる造形方法です。
家電量販店で販売されている家庭用の3DプリンターのほとんどがFDMを採用しており、何かの機会にご覧になったことがあるかと思います。
代表的なFDMの3Dプリンター
- Cube (3Dシステムズ)
- Makerbot (ストラタシス)
- Cubis (プリンタス)
- Ultimaker
- BS01 など
造形の仕組み
FDMでは高温で溶かした素材をノズルから押し出して、外気に触れることで冷やし固めながら造形物をプリントしていきます。

テレビなどで3Dプリンターが動いている様子を見ると、ノズルが行ったり来たりいろんな方向に動いていますよね。あれは素材を少しづつ積み重ねている動きなんです。
積層ピッチとは??
FDMの3Dプリンターのスペックを見ると、「積層ピッチは0.1mm」などと書かれていますが、積層ピッチとは積み重ねる一層の厚さを示しています。

積層ピッチが細ければ細かいほど表面が綺麗にプリントできます。
ソフトウェアとの相性によって影響を受けがちですが、FDM3Dプリンターの性能を比較検討する際の基準として理解しておくといいでしょう。
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FDMの特徴
- 家庭用3Dプリンターに多い
- 素材を溶かして積み重ねていく(にゅるにゅる)
- 比較的扱いやすい
向いてる目的
- 試作品製作
- クッキー型など
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SLS (レーザー焼結法)
プロ仕様の3Dプリンターで採用されることが多いのがSLS。
素材である粉末を敷き詰めて、レーザーで溶かして固めながらプリントしていきます。
DMM3DプリントやShapewaysといった3Dプリントサービスで使われている3DプリンターのほとんどがSLS方式の3Dプリンターであると言えます。
<造形の様子が動画で確認できます>
Youtube : https://www.youtube.com/watch?v=tCZ97VcEC10
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SLSの特徴
- 綺麗にプリントができる
- 大きなサイズでも対応できる
- 比較的安価
- プリントサービスで使われるプロ仕様
向いている目的
- パーツなどの試作
- 原型製作(磨くとなお良い)
- 雑貨
- アート作品
- 照明・インテリア など
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特許が切れたことで低価格化が進んではいますが、素材の取り扱いが難しいことや後加工に手間がかかること、プリンターのサイズが大きいことなどからこのタイプの3Dプリンターが家庭に置かれる日はまだまだ先と言われています。
SLA (光造形法)
光で固まる液体を素材としてプリントする方法です。
素材に光を当てながら一層一層プリントしていくSLAは光造形と呼ばれることも多く、歯科技工、ジュエリーの原型製作などあらゆる場面で利用されています。
SLSの代表的な3Dプリンター
- ノーベル
- Kudo
- Carbon3D
- XFAB
- EMBER など
個人ユースからプロ仕様まで幅広く採用されている方式です。
高精細なプリントが可能なため、細かな物を作る場合はFDMよりもSLAの方が向いています。そのためジュエリーの原型や細かい機構を持つパーツなどはSLA3Dプリンターを使用する方がいいでしょう。
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SLAの特徴
- 高精細なプリントが可能
- ジュエリーの原型などに最適
向いている目的
- ジュエリーの原型
- パーツ試作
- インテリア など
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まとめ

いかがでしたでしょうか。
ひとえに3Dプリンターといえども、それぞれに長所短所があることがお分かりいただけたかと思います。3Dプリンターを購入したり3Dプリントサービスを利用する場合は、それぞれの特徴を理解したうえで、目的にぴったりなプリンターを選びたいですよね。
3Dプリントサービスであれば、お問い合わせからどの素材が最適か相談してアドバイスをもらうこともできますので、利用する前に聞いてみるといいでしょう。
3Dプリンター購入を検討している場合は実際に購入して利用している人のブログを見るか、専門家の意見を聞くのが一番です。秋葉原で活動されている3D-GANさんは定期的にイベントを開催されていますので、参加してみるのもいいかもしれません。
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最適な3Dプリンターでものづくりを楽しみましょう。
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