3Dプリントサービスで提供されているマーケットプレイスに出品すれば、自作の商品を簡単に販売できます。梱包も発送も決済も、もちろん3Dプリントもすべて3Dプリントサービスが代行してくれるので非常に手軽なサービスと言えます。
マーケットプレイスでの出品から販売までの流れはこちらの記事で解説しました。
実際のところ売れるの?
ここでひとつ上がるのが、「それって売れてるの?」という疑問。これは誰でも知りたいところではあると思います。3Dプリンターでものが作れて売れてしまう。そんなにおいしい話があるはずないと。
わたし自身、3Dプリンターを使って企画をしたり、オーダーメイドのサービスを提供することはあっても、自分でデザインしたものが売れるとは正直あまり考えていませんでした。
思わぬ知らせ
それが今日、Shapewaysから見慣れないメールが届いていたのです。内容を翻訳すると、
売上のお支払いが完了しましたのでご確認ください。
というような内容でした。「売上??」最初はなんのことかわかりませんでしたが、一瞬の後、脳裏にある記憶が蘇りました。それは、自作した動物のリングを試しにショップで販売していたというものでした。
急いでサイトへアクセスし、ログイン。Salesのページで売上履歴を見ると・・・
売れてる・・・
確かにひとつ、たったひとつだけではありますが、売れているではありませんか!
初めて自分でデザインした商品が売れた!毛穴が開くほどの興奮が体を襲いました。
今回売れたのはこちらのリング。
猫の頭がチャームのリングで、リング部分は腕がしがみつく形になっています。
価格は15ドルに設定していて原価率は約50%。決して悪くはありません。
流入経路は謎
まったくのノーマークでプロモーションもしていなかったことから、どうやって知られたのか、どこで見つけてもらったのかが分かりません。
Shapewaysには数百万という3Dデータが掲載されていますのでその中から奇跡的に見つけ出してくれたという可能性もありますが、うーん。どうなんでしょう。
きちんとすれば売れるのかもしれない
3Dデータさえ作ってしまえばあとはプリントされた分だけ収益を受け取れる。
デジタルコンテンツを販売するかのようなモノづくりのサービスなので、「そんなうまくいくかよ!」という声も多数いただきますし、そう思っていたのですが、不思議なことにいざ売れてみると希望を持たずにはいられなくなってしまいました。
きちんとした商品設計とプロモーションをすれば、以外と売れるのでは?と考えるようになっています。いずれ企画を組んで、この問いの答えを探求したいと考えています。
(今回ご紹介したリングのように、3Dプリンターでオリジナル商品を作りたいという方、お気軽にご相談ください!)
最後に
3Dプリンターを使ったマーケットプレイスはまだまだ立ち上がってもいないような状況で、特に日本では出品者も購入者も少ないのが現状です。
作ったら売れる、という認知が広り、その世界で成功した人物が登場すれば、この業界はもっと面白く活気を帯びることになるでしょう。
ショップのURL:https://www.shapeways.com/shops/kanji-pendant
- 3Dプリンターで作ったものをマーケットで販売するまでの流れ
- フリーで使える3DCAD、CGモデリングソフトまとめ
- こんなものまで!以外と豊富な3Dプリンターで使える素材
- 3Dプリントサービスを利用する際の注意点と必要なもの
Comments are closed.